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西インド、グジャラート地方からラバリ族のヴィンテージバッグが届きました。花嫁さんが嫁ぎ先へ旅立つ日に持参した特製の布袋。特別の日に向けて作られたものだけあり、一切の手抜きがなく隅々までびっしりと刺繍されています。コレクションピースとして、またクッションカバー、タペストリー、バッグなどインテリアやファッションアイテムの一部としてお楽しみください。
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♦サイズ：(約)縦５８×横７５ｃｍ
♦素材：古布
※平袋状の製品です。１枚目の画像は端をクリップで留めています。クッションカバーとしてご使用になられる場合は、ボタンをつけたり中身を入れて縫っていただくなどご自身でアレンジをお願いいたします。
■現在のラバリ社会では婚期の遅れや女性への負担を思慮し、持参財にチェーンステッチの刺繍を施すことは禁止されています。本品は比較的新しい時代のものですが、所々チェーンステッチも施された価値のあるヴィンテージ品です。片面のみスパンコールやラメテープの装飾があります。
*サイズは目安としてお考え下さい。多少誤差があります。
*アンティーク布を使用しているため刺繍の剥がれ、色褪せ・ほつれ等があります。
【ラバリ族と刺繍】
西インド、グジャラート地方を中心に居住している砂漠の民、ラバリ族。彼らの生み出す刺繍は、大地と太陽のエネルギーを吸収したかのような鮮やかな色彩、芸術性の高い独特のデザインが特徴的です。キラキラ光る鏡のかけらには邪視除けの意味があり、ラバリの女性の衣装には欠かせないもの。これらの刺繍は母や祖母から代々受け継いだ意味のあるモチーフ、デザインをもとにつくられています。遊牧民でありながらそのモチーフは決して他民族と共有せず、独自の伝統を守り抜いてきたラバリの人々。彼らにとって刺繍は民族の象徴であり、先祖から受け継いだ意思ともいえるでしょう。暗く静な砂漠の夜、日が昇るとともに鮮やかな刺繍が広がる世界。そんな彼らの暮らしに想いを馳せていただけたらと思います。
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